目次
①ケアラベルの確認
②結果(その1)
③しみ抜き処理・結果(その2)
④それでは汗は?
本文
今回は、7月号で使用した麻100%のブラウスに水溶性の汚れを付け、それをドライクリーニングで落とせるかどうかを実験してみました。
①ケアラベルの確認
古いマークではありますが、ケアラベルではドライクリーニングができるとなっています。
また、麻製品については水洗いはリスクを伴うため、ドライクリーニングを選択します。
②結果(その1)
そこで、通常の工程でドライクリーニングしてみました。乾燥はタンブラーで行いました。
結果は御覧のとおりです。
汚れが少し小さくなったようではありますが、ほとんど落ちていないことがわかります。
③しみ抜き処理・結果(その2)
このとおり汚れは落ちています。
このように水溶性の汚れである醤油のシミはドライクリーニングでは落ちず、水を使った処理(水洗い)が必要ということがわかります。
④それでは汗は?
暑い夏、汗(水溶性の汚れ)を吸った衣類はどのように洗えばいいでしょうか。
結論は、水洗いです。
Yシャツやポロシャツについては、通常、水洗いを選択しますが、麻製品・ウール製品については、通常、ドライクリーニングを選択します。
しかし、汗は水溶性の汚れですから、ドライクリーニングでは落ちないのです。